お酒の中にも雪が・・・

酒屋の嫁

2014年12月19日 14:06

昨日は真っ白でしたね。

今年の洗濯物1ロットにつきカメムシ付着率が半端なかったことは関係しているのでしょうか。
今年は雪が多いかもしれませんね。

おかげさまでピークを迎えさせていただいております。
昨日は店自体はのんびりでしたが、お包みの仕事をいただいているため、
店にこもってコツコツと仕事してました。

・・・と、言い訳しつつ。
はやくご紹介したい、とソワソワしておりましたが、
やっとや~っとご紹介できます。

またまた魅力的な新酒が生まれました。

【大治郎 純米吟醸“迷酒(まよいみず)”本生うすにごり】

肩ラベルを見ただけでまずはテンション上がります


よく「にごり酒?」
と聞かれますが、にごり酒のように真っ白でクリーミィなお酒ではなく
ふんわり“澱(おり)”をまとい、澄酒よりもおだやかな口当たりを感じることができるお酒です。

にごり具合はこんな感じデス。
冬の盛りですが、杯の中には淡雪がひろがっています。


開栓するとフルーティな芳香が優しく開きます。
八日市の農家さんが大切に育てられた山田錦と、“味”命系の酵母。
お米の旨味(甘味)の中に顔を見せる新酒ならではの“ほろにが感”に“澱”が優しく絡んで
穏やかさ、絶妙です。
新酒の味わいは今しか感じることができません。
新酒でじっくり季節を楽しんだ後は、いつか必ず訪れる「新酒ならでは“ほろにが感”がとれる時」
今度はどんな円熟感で楽しませてくれるのだろう。
先のことを想像してとっても楽しみ、心を浮き立たせてくれる、そんな大治郎さんのお酒。

お酒の内容とは別にも

特に冷たくして楽しむお酒は、
硝子の片口などに移し替えるととても美しいです。
しかしながら
大治郎さんの潔く、カッコよすぎるラベルは傍らにいつも置いておきたい。
そこにあるだけで、主役。
いつだったかお客さまが、瓶を見ただけで「この酒うまそ~やな~」とおっしゃったほどです。



寒い寒い日には
あったかくしながら冷たい“本生うすにごり”を楽しんでください。