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Posted by 滋賀咲くブログ at

固定観念をリセット


お墨付きとあればまずは安心と考えます。

○○認証有機栽培、とかそんな感じです。
食の安全が疑問視されている昨今、それはある意味当然のことかと思います。
私もワインのカタログを見るとき、そうゆうところをチェックしてしまいますし、
文章で見る限りは最高の説得力を持ちます。

でもなんかね、そればっかりじゃ語りきれない世界らしい。
自然派ワインって子たちは。

例えば、
フランスとスイスの国境にあるアルプスの麓、湖の畔にポツンと佇むワイナリーがありましたとさ。
そのワイナリーのすぐ近くには日本でも・・いや世界的に有名なミネラルウォーターの源泉があります。
湖では新鮮な湖魚がたくさんとれることもあり、村の人々は自然の恩恵を受け、静かに豊かに暮らしています。
そんな環境のぶどう畑・・に限らず農作物を育てるにあたり、そもそも科学的な農薬や肥料、殺虫剤をバリバリ使うという概念がないので、わざわざ「無農薬ですよー」と声を大にして言う感覚もない。
たいてい小規模生産であるので、有名認証機関を通し維持するコストを他のことにかけたい。

実際そんなワイナリーが存在していてですね、透き通るように綺麗な、すっ~と体に馴染むワインをつくってるんです。
そのワインの背景は決してラベルの表からも裏からも読み取れません。
現地に足を運んで生産者と関わりを持たれているインポーターさんのお話を聞いてこそです。
ティスティングしながら目を瞑ると、アルプスの山々が目に浮かぶようです。
もしかしたら同じく湖の畔族と山の麓族が共存する滋賀県民だからこその馴染みっぷりだったのかもしれませんが。


私はそんなワイン(もちろん日本酒も)の背景まで是非お伝えしたい。
知らずに飲むなんてもったいないようなストーリーを持ったワイン、結構あります。
星の数ほどあるワイン。
しがくまのような小さい酒屋はピンポイントで攻めたいと思います。
ほんと、深い。


いつもテイスティングのあとは会場の最寄りのカフェで忘れないうちにミーティングをしますが、
毎回9割9分意見が割れます。

※ちなみに店主とふたりミーティングです


いやほんまに、深い。



  

2014年09月03日 Posted by 酒屋の嫁 at 12:07Comments(0)ワイン