★志賀熊商店★
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目覚めました?
志賀熊倉庫の死角に、実はひっそりと眠っていることは知っていたんです。
しかも、一部しか姿を見せてなかったので実際の寸法や格好を知らずに
通るたんびに横目で見ながら。
最近少しだけ店内の配置替えをしたのですが、
行き場を失った信楽焼きの酒器たち。
さて、この子たちをどうするか・・・
一瞬悩みましたがすぐに思いつき、倉庫の鉄製階段の下の、
資材やらに埋もれた、それはそれは薄暗く埃だらけの一角から“それ”を引っ張り出してきました。
変に力を入れて拭いたら割れてしまいそうな硝子を一枚一枚丁寧に拭き、
元の位置に差込み、なんと店のど真ん中に。
お目覚めです。
sakeグラス&信楽焼きカップ
そしてボトルエッジング&名入れグラスご紹介のコーナーができました。

なんか、このためにあったような感じ。
嫁に来て14年。
初めて全容を拝むことができました。
先日、ご実家が工務店さんのお友達からサプライズプレゼントをいただきました。
薄~い硝子の片面に加工が施されている建具?窓枠?
解体現場から命からがら私のところへ来てくれたというわけです。
さて取り壊される、という湖北の民家から
今志賀熊にちょこんと座ってるなんてね、
不思議すぎるご縁です。

この仕事に就いて地酒蔵の時が止まったような空気を知り、
日本の伝統文化を目の当たりにし、
それを日々取り扱うことによって自然と古き善きものを愛でるようになりました。
でも、用途やカタチを変えてでも古い手仕事の息吹を
なんとか残そうとするのは、
自分には受け継いでいかないといけないものがあるという思いを
そこに映しているのかもしれません。